ブルース・ブラザース、日本へゆく第一章 6/ジム・プリマス
 
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 エルウッドかふっと気がついたら、またまた天使の登場だ。ブルース・グラスにブルース・スーツ、ブルース・ハットで、ジェイク、レイ、そして今度は一人増えている。義理の親父のカーティスまで枕元に並んでいる。三人の背中にはまた例のとおり白い羽が生えている。
「エルウッド、やっと分かったみたいだな。俺たちの言ったことに嘘はなかったろうが。」
と兄のジェイクが切り出した。
「兄貴よう。話は分かったけど、これから俺はどうすりゃいいんだい。」とエルウッドか聞くと今度はカーティスがそれに答える。
「ワシ達を含めた、ブルースの兄弟たちは、神に直訴してな。今回のミッションの代価に、おまえにせめて贈り物を
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