惑いのなか/道草次郎
 
うに動かなくなりやがては荒んだ瞳をもってしまうのか

ぼくが悪かったとそれを今更言ってももう遅いんだろうか

未練がましいと言ってどうか笑ってくれ

ぼくをこきおろして憎しみ貫いてくれ

ぼくは君の涙を見るのが本当につらいんだ

君を幸せにできなかったなら

君の笑顔を摘み取ってしまうのなら

君をどこかの街で孤独にしてしまうのなら

ぼくはこの先いったいなんの為に生きればいいんだろう

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