わたしたちの告白/星染
 
あなたの顔がこどものようで好きだったから 足元に散らばる象牙色の破片を血を流しながら食べた みんなに否定されるあなたが、それだけで好きよ 好きよ、血まみれの愛を、わかって下さい こわい夢をみて、わたしにしがみついてくれたらいいのに、こどもみたいにずっとしていて 何も知らないでいて

死神がわたしたちを逆さ吊りで眺めてわらっている

あなたと二人で決めたルール、それさえ守れない、下手な愛の加工、指切りの体温、わたしたち、失敗を積み上げて幸せになるんだよ
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