bet゛/あらい
 
継ぎ接ぎ かぎ針 母の姿 あれは、
 吐き出した溜息を逃がさぬうちのに、叩き潰して文様と致す。
 描かれた賽の目が私をもあなたをも転がしていきます
うつつに沿って斜め、眺め、
 手の中にしまわれたイカサマを、のぞき込むたびに移り変わる
 返事のない頷きだけが、始まりとも終わりとも押捺となる
御籤の中身は結ばれて確認は出来そうにない 
 逃れられない術を着る みてくれに騙された不利でたのしみたい
 夢も希望も諦めて全てにまかれてしまえばくだらない底は、いいね
誰の手をとろうが
 僕じゃない誰かのせいにして、僕は僕の心を無くしたい
 あてがわれた奥底まで埋めて勝手に逝って仕舞えば
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