君は乗り捨てた自転車だ。/杏っ子
め、決して私に奢ろうとはしなかった恐ろしく単純明快な、だからこそ残酷な態度のあからさまな豹変を彼への評価として素直に受け止めないことで起こる災いの数々を積み重ねた結果、起きた災い に次ぐ 災いの担架を切って、燃え盛る炎のじたばたの中で繰り広げられる遠距離恋愛の新幹線のホームでこぼしたコーヒーに染まる白いタイトスカートを、買い替えるのにも費用がいるのに、買い替えてほしいだなんて、あいつ何様。
そんなおくず様にいつまでも執着している私がそもそもくず女。
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