オリーブ/1486 106
 
たアルファベット
特別な意味を持ち誰かに届くよいつの日か
希望も理想もない世界は健全じゃない
信じる力が悲劇を喜劇に変えていく

男の人には力では敵わないからと
武器を持ち替えて知識を盾とした
栄冠を誰かに明け渡そうとする時
ようやくあたしは本当の強さを知る

収穫の季節まで小さく揺れながら
太陽の光を目いっぱい身に受けて
生きていく全ては手に入らなくても
コイントスに運命を委ねたりしない

広場に群がる人々と掲げられた万国旗
音楽を杯に宴は続くよいつまでも
勝利も敗北もない世界は絵空事じゃない
信じる力で創話を実話に変えていく

清書した文章を読み返していくほどに
完璧とは程遠い自分自身を思い知る
残るものが残したいものであるよう
何度でもあたしは筆を走らせる
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