日々の華/ハァモニィベル
 


寂しさの大きな翳り 小さな歓びの光が、
きみの声になって ごく淡い華のように咲く日々

そんな日々を…、 夢見る。

清冽なきみが、昼間 雑巾がけした廊下のあとに
きみの可憐さがずっと光になって落ちている夜

見つめ合うと、瞳が四つある ぼくたちは、二つずつを
毎日を何度も見直しては、見つめ合い
日々を何度か見返すときにも、また見つめ合う。

「あっ、またやっちゃった」 

小さなその声も、華になって咲く日々を……



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