未完の僕たち/シホ.N
 


十四才のはじけ方

十七才の倦怠感

歯をむいて
立ち上がるのを
余儀なくしたのは
あなた方だ

人差し指を
天に向け
登るイメージ
空の道

陽は輝いて
闇夜は深く
くり返される
波にのる

振りあげた
拳を解くのは
不本意だ

自分の足で
立つために
自分の目玉で
見るために

いまだに未完の
僕たちだ


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