しまパンえれじい/服部 剛
 
見知らぬ都会の夜
人ごみをかき分け
「すみません、手相の勉強をしてる者ですが」
の声を会釈でよけ
潜(もぐ)りこんだカフェでコーヒーを1杯

( 日中の時間(とき)は遠き夢なり )

老人ホームの節分で
じいちゃんばあちゃん達投げる
お手玉の 嵐 嵐 嵐!
「ひぃぃ〜」とうずくまる泣きべその赤鬼・・・
・・だった俺がはいたしましまパンツのゴムはゆるゆるで
「こまったなぁ」と頭ぽりぽり
がにまたじゃんぷではき直す
俺の頭を回り始める1つのメロディー

「はっこう はっこう 鬼のパンツ
 はっこう はっこう 鬼のパン!2ぅー!」

とVサ
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