認識に関する二つ目の切片に至るまでに拾われた七つのパンくず/R
日の出の少し前
薄闇に息づく 乾いた唇へシロップを垂らす
これは永眠への備え
しかし、それを十分に行える生物は
私の知る限り猫のみである
“cock-a-doodle-doo” これを1回目とするなら
“cock-a-doodle-doo” これは2回目
“cock-a-doodle-doo” そして3回目
“cock-a…” 耳石が駄々をこねている。
英語を嫌う私に相応しいアラーム音が、
12/18
今日の朝日はソラニンの味がした
それから 何か 痺れて――。
遺すべきものを吟味する。
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