鏡の綴り/朝焼彩茜色
鏡合わせというけれど
人は鏡合わせ
納得いかず ひとり ぽつんと目を細める
素直に幽体離脱しているかの如く 自分を見るんだ
魂に名前をつけて 空が紺色のところまで行くんだ
私は怒りを鎮める為に生まれて来たんだ
家族にきょうだい皆 怒りを剥き出して生まれて来たんだ
自分で自分を癒せない 悲劇を背負って 自慢気に
「私の機嫌を取ってくれ」と微笑む
このカルマがこのカルマを引き寄せて
鏡の中で閉じこもっていたことに気がついたんだ
素直さを武器に快進撃を始めていくんだ
感じたことは全ての手掛かり
目を細めてぽつんと ひとり 府に落とす
府に落とすことは神様の仕業
納得へと促す
リアル教科書というものが在るのならば 鏡の綴り
なのかもしれない
私の怒り 私の天使 鏡合わせ
快進撃を始めていくんだ
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