終末/
杏っ子
最後まで奇跡は起こらぬことを、見届けるために
私は、あなたの背中を見送るために、
あなたの複雑な表情を永遠の別れの決意と解釈するために、
最後の時を過ごすセレナーデ。
私はだた将来手に入れられるはずだったまともな人生に付随するまともな愛の幻影を夢見て終わるまともでない人生の後味の中、後悔に耐えうることはできるのか?
あなたの存在はまるで私の今までの人生に対する罰のようなものでした。
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