いつも通りの君でいいんだよ/千幸
 
生まれたとき
誰もが裸

服を着始めたときから人格が作られ始めた
言葉を覚えたときから伝えることを覚えた
喜怒哀楽

服で着飾ること始めてから上辺の言葉を覚えた
服で着飾ることで自分を偽ることを覚えた

いつも通りの君でいいんだよ
いつも通りハダカの君でいいんだよ君は君だから
気がつくとそんなことを迷いもなく言う相手を欲してた

言われるがまま自分を偽り傷ついて
悲しみの涙はいつ飲み込んでお腹は空いてるのに満たされて
お腹は満たされてるのに心はシクシク泣いてる

いつも通りの君でいいんだから
いつもハダカの君でいいんだよ君は君だから

そういう風にあるがままの自分を受け入れてくれる相手に
出逢えたのは一昨年
自分が着たい服を着て今日も出掛ける
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