告知と食事/星染
 
スパゲティの判決
噛んだ飴で口を切った
午前零時半の雨が頬を打った
熱を冷まして
爪先に手が届いたら
復讐に出掛けたい
割り勘で食べよう 君はなにもしてないけど

愛にはもう何もできないから
美味しいもので誤魔化すんだろう そうだろ
愚かでなければ 君のことなんか好きじゃなかったよ
静かなレストラン
向かいに座る君のフォークが わたしに巻きついて罪をつげる
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