招かれた空に/朝焼彩茜色
 
今朝 坂道を下ると
空が見えた

美しい空があった
いつもどこでも 美しかったであろう

久々に愛してる人が見せてくれる
優しさを胸いっぱいに感じた

私は橋をわたる その優しさの空の陸へ

幸せが囁いてしっとり浮いていた 空の側で

「ねえ 見て 今日のお空 きれいよ」

「ほんとだー」

冬の意味を問いながら
冬の色彩を添えながら

何か合致したような響きを感じた
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