秋になると思い出す断片/ナンモナイデス
 

ア、気息が冷たくなった。


夕空のコゲが美しい。

このダイダイの空腹。


迷子になった記憶はいつも鮮明。

まちがえ人が話しかける。

身内のだれかにするように・・・

「オナカスイタ」


分かれ道:


まちがえ人は右折し、
自分は左折し・・・


帰宅する。

家にはもう誰もいない。

ゆをを沸かす。

カップめんでも啜ろうか・・・






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