まれにみる渡り鳥/moote
 
「広島欲望」

ためらいなく
楽しいスポンサーの小声
だから全く意味もない
いつになったらね
見たまんまを見たまんまとしたりできんの
どこに美しい歌はあるの
このまんまさ
もう飛び出すこともままならないからだ

「道しるべの朝」

よく平気なふりで
たまってる葉をためしたものさ
ぴんぴんしてら
もう金色の太陽は割れなくて済みました
マジもんで炊いたんだ
無理なことも申し付けたことも
導きの励ましで避けきってゆく
では咲いたら檻に返す
道にまくらの防衛戦

「鯛のこま」

チキンとも渡すとも言えない
春の横の扉
楽しむことを知った知りすぎる少年
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