とうとつの告白/立見春香
 
待ちわびても待ちわびても
信号が赤だったから
ひとり仰ぎ見て立ち止まっていたの

青空は雲ひとつなくまっぱだかで
そのからだを透明な恥じらいで
うすくおおっていたの

つまりそこに住みたいの

好きって感情よりも
もっと心を刺す香り
濡れたレモンのある部屋に


ずっと伝えたかった
こんな風に
不自然な三色になぞらえるんじゃなくて

ウヰスキーをストレートで
のみくだす性急さで
あなたを襲うようにとうとつに





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