空/
杏っ子
かつて、そして、今の連続に立ち込める不穏な心配とやらを拭う術を私は持ち合わせていない。だけど私は前へ進んでいくしかない。
私は一瞬一瞬の勝負に負けたのかもしれない。
一瞬一瞬の不穏な空気にやられたのかもしれない。
空が大きく深呼吸する。
私はこの不穏な空気に耐え、息を殺し、明日を夢見る小動物のようだ。
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