etude/la_feminite_nue(死に巫女)
 
木の葉が揺れて、ささやく時、
お前には嵐のような心が似合うのだろう。

遠くで、音と響きとが聞こえる。
恋歌のようにはかなく、仄暗く、

星々の瞬く海空(そら)に 街は落ちてゆく、
時とともに歌声は消えて。

淡く、ささやく、白く、碧(あお)く。吐息は潰(つい)えて、
泣くことも、嘆くことも、秒針の中にまぎれて。
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