創作の庭で/
三月雨
創作の庭でぼくらは
今心を満たしている感情
あるいは何かを表したい という感覚
それとも指先からひとつの世界を作り出すやりがい
何だかわからないがきっと人それぞれの何かを燃料に
毎秒誰かが言葉を紡ぐ
そこには現実をひとかけら
そしてあとは空想をたくさん
私の場合はそれが多数
蒸し暑い部屋、時計の音
これは現実だが ふと空想のカーテンを下ろせばその空間には
無数の文字と言葉が踊る
時刻は深夜一時半
明日も仕事なのだがと
現実の窓から身を乗り出す
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