早く/
杏っ子
すべてが他人色の世界で
私が、あなた一人を思うとき、
そこは、世界で一つの小部屋になる。
あなたは、私のことなんて何一つ思い出さないかも。
だけど私の胸のポケットには、
あなた専用の小部屋が出来ているの。
早くおいでよ。
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