消滅/
moote
街路樹を触る
良い子だね
足跡が呼んでいる
前にも後ろにもある
どこまでもある
見つめているうちに
空をみたくなった
ああ季節とはなんだ
ただこんなことを思ってるものだけがある
それがどんどん小さくなる
消える
街路樹もない
誰もいない
消滅したまんま
そこで泣いている
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