メモ/はるな
、言葉はあらわれてこないので、そのどちらもをおおいに味わうことがわたしたちの本当の理由だ。個々に意味はなく、あらゆる方向に無価値だけれども、生まれてきたからには、生きたり、感じたりして良いのだ。
書くのは最後でいい。
あなたが世界をみたり、きいたり、傷ついたりしているあいだ、世界もあなたをみたり、きいたり、傷ついたりしている。なにも存在しない場所に存在することはできない。あるものに触れることが大事だ。
書くのは最後でいい。世界があり、自分があり、そのあいだに言葉があるのを知ったあとで。
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