受容/朝焼彩茜色
 


雷が遠くで鳴っているという事実を
私の手元に彫り込む
なんて事のない世界を見つめている
幻の七色の心地よさも受容し
足の裏の磁石でバランス良く歩く

さらさらした砂の表面を擦る風のように
生きてゆきたい

背伸びは星を眺める時だけでいい
この大きな世界に私はちっぽけで
それがバランス良くて 欲を溢して
この大地に馴染んできている

なんて事のない世界を見つめている
出来ること出来ないこと
どちらも愛しく星になれ
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