幽玄な神性について/ナンモナイデス
自分は日本語を話すこの地で生まれた。
この地で生きている人は生まれた
時代の《元号》を覚えている。
ただ単に誕生日を覚えるのに便利
ぐらいのことで知っている、自分
にとってはそんなもんであるけれど。
西洋哲学というのをなぜかうん十年
オシャブリの変わりに唇に咥え、
モグモグとエアー乳首のように、
知の乳が出ないものかとシャブリ
続けているのだけれども、甘い
乳が出たためしがない。
その原因はなんなのか、なんなのよォ・・・
たぶん、いいところになると大概、
《不在の神》とか《無限》とか、
とどのつまりは《外部》をヌケヌケ
と持ち出してくるわけです。
こう
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