ぶらっくほーる遊び/
そらの珊瑚
まばゆさに目をとじれば
暗闇となった世界に浮かんだ
円が燃え上がる
そんな遊びを繰り返していた
あれはぶらっくほーる
宇宙への入り口か出口だった
だれもかれもみんなおとなになってしまった
わたしも
尖ったまばゆさを直視できなくて
春は永遠を飛び越える
はなのかたちのまま散った
造花のかなしさをひとつ
ひろっておうちにかえる
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