公式/
ミナト 螢
机の上に
飾られた花が
あの子の代わりに
水を飲んでる
だからこの手で
花瓶を洗って
新しい水を
届けたかった
もっと生きられた
はずなのにという
あの子の居場所に
投げられる視線
交わることなく
落としたチョークが
表面積を塗り潰していく
答えが出たとしても
残る疑問
それは過去なのか
未来なのかさえ
解らないままで
当たり前なんだ
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