みつまたカノン/るるりら
 
A

光とパッションで
あい わず ぼおおん
おもわず ぼんぼぼん

三叉路のような枝先に
咲いているのは紙様の花
花の名は みつまたで

なぜだか知らぬが いにしえの人は紙を梳いた
枝が三つに分かれているから みつまた
紙に神がやどりますようにと 咲いている


B

はる一番の すっぱだかさで
あい わず ぼおおん
おもわず ぽんぽん

ボールのように咲いてます
三つの枝の先で みつまた咲いてます
春は三叉路分かれ道 思考は みつあみ

なぜだか知らぬが いにしえの人は紙に書いた
現在を過去を未来で書いて 花笑う
わかれても また別の形で会
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