ある日のえんばー6/若乱
 
(つづき)

8月6日(月)

6日は昨日のうまく立ち回っているすごい店員に5時半に出る、と言ってしまったのでもう少し寝ていたかったがぴったりの時間にでる。
受付の人違う人になってて、もう少しゆっくりしていてもよかったか、と後悔。すでに暑い朝日を浴びながら、まだ閉じている大きな店の立ち並ぶ大通りを行く。もう眠くて、しかし、休むには居場所がない、孤独(あー、放浪…)に絶望的に朝日が差し込む中、チェーンのレストランの目立たない駐輪場で横になったり、柵で囲った大きいゴミ箱あたりに人がいて、居心地が悪くなり、しばらくして歩き出す。結局店と店の隙間の人目のつかない地べたに空気で膨らませるオレンジの
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