音楽/梅昆布茶
 
いつも僕らは
誰も知らない街で

わずかなエアスポットで
歌をつむぐのかもしれない

僕たちの存在を証明するてがかりさえもなく
ましてやお気に入りの音楽なんてながれてやしないけれど

監獄にいるよりはもましなのかもね
膝を抱え込んでコンクリートの駐輪場で考えたりしてね

僕たちは何の力を信じているんだろうね
人生を散財するまえに考えたほうが良いんだろうな

同時多発的に現在は勃発してゆきます
誰も知らない明日は生命の総和として

どう地球を廻すんだろうか

またあたらしい宇宙人がやってきて
地球人に同化して観察はつづくのだろうか




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