紙の羽/
はるな
夕暮の美しい街に居て
かるい目まいと茫洋
健やかに汚れた指
埃くさい夢
磨かれて 傷だらけの
幸福は紙の羽
完璧に白く優しくて
風が吹くほど良く燃える
戻る
編
削
Point
(4)