ぼくはもっと無知になって/梅昆布茶
空にはやさしい雲がかかり
ぼくはストックをつかいはたして
ためいきをついたりしています
ぼくのなかに刃がないか検証してそれでも
缶チューハイを飲んだりしています
ぼくの知り得ない事ったらいっぱいありすぎて
スルーもできなくてとまどったりしています
グランドピアノもアップライトもいりません
正確にぼくたちははずれてゆくし
修正を好まない性分なのかもしれません
でもたぶん幸せなんです
永遠のいちぶんが
この幸せの主成分なのですから
ー
戻る 編 削 Point(6)