0424/もり
 
黄色のパーカー羽織った
少女のきみが
駅の改札から出てきたとき
胸が高鳴ったの 覚えてる
ほんと
マジで、鳴ったの

土産売り場で
おれのことを探すきみに
後ろから声をかけたとき
とてもびっくりさせたよね
ごめんよ








ずっと一緒。 なんて






なんて残酷な響きなんだろう。





ねえ、思い出づくりって
ただのトラウマづくりなのかなぁ
桃色の着物を着たきみが
古い町並みの中で 光ってる 今も


清水寺で見上げた空は
交差した 飛行機雲
あの交点が つまりは 2人の、日々
また 別々に

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