シグナル―罪の車輪―/ペペロ
 
時効成立

罪の車輪を拭っても

こびりついた汚れはとれず

車輪がまわるたび

あたりを不均一に汚していた

冗談じゃない


校庭に一輪のはだかの花束をおく

セピアは雨いろのグレイにかわる

霊体は喜んでくれているだろうか


時効成立

罪の車輪を拭っても

こびりついた汚れはとれず

車輪がまわるたび

あたりを不均一に汚していた

冗談じゃない



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