そこの仏の発話/朝焼彩茜色
目の前を見つめる 仏を真似て
波紋は目で汲める
オーラを漢字に当てはめて
色まんちゃーと破目を外す
らしさに取り憑かれて そのままを
目の前で見つめる 鑑に焦がれて
情熱が灰になって残像に被せ掴まえる
生意気な原色の潔さそのまま受け継ぎ
アンタ あんたにしか成せない技よと
頬擦りされて 冷や汗でもう燃えない情熱が
卒業の印に慣れた抜け感の仮名を鳴らして
微笑んで 背中から通り過ぎて行った
愛もそのままに成長もせず 人間の技
たかがかされどかどちらでもよいと そこの仏
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