時間・続(改訂)/
ひだかたけし
訪れる
時はじんわり
湧き出づる
その時わたしはオレンジの
奥処の懐かしい陽に照らされ
生きている、生きている
くっきり浮き立つ輪郭と
物という物が発散する
確かな響きに包まれて
活きている、活きている
訪れに
歓喜して
独り在ること
噛みしめて
この瞬間の
久遠に在るという感覚
イキテイル
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