あおはるのせいさ/秋葉竹
 


なにひとつ
持たないことが自由だと
ロッククイーンのほざきしあおはる

「なにひとつ
持たないことが自由」と「ロック」を
信じていたのはむかしの彼です

暮らしても
いろいろ線引きゃ、ストレスたまるし
夢に酔っても、歌うは悲恋か

ひとつだけ
かわせなかったキスがあり
あなたの気持ちへ届けと願う詩

本心を
みられちゃったらダメなのかな
そうだよ、バレたら、嫌われるはず

ほほえみを
忘れていたのは出逢うまえ
ここまで好きにさせられるまえ

あおはるに
痛々しくもおじけづき
たましい切り、血を、すすって、泣いてた





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