ジュノと言う名の審神者のこと/竜門勇気
なんでこのままで
いいと思ったんだい
何もせずに下手を打たずに
ベッドは孤独も憂鬱も
どこにもやらずに安心をくれる
目が覚めるのがこわい
だから眠るのさ
消える意識が戻りませんように
ジュノ、君は喋るのをやめた
僕らの手のひらには今日も昨日と同じ温度が宿った
手をつなごう
誰もいない部屋にひとり
ひどい喉の渇き
口をつぐんでは生きていけない
花束が出窓にたくさん
今日は誰が死んだんだ?
僕はその誰かを忘れる方法を模索してる
いい気なもんさ
お互い花束が何を意味するのかわからない
ジュノ、僕はしゃべるのを諦めない
左手が火達磨になってもあのライ
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