おばあちゃんはもういない/中山 マキ
 







それは偶然ではない

幾年もの月日を私は棒に振り
自分の事に精一杯でもない日常は
惰性や言い訳にまみれ
耳を澄ますことすらしなかった、
その結果です

おばあちゃんはもういない
掠れた思い出の中でさえ危うい
棺桶の中で目を覚まさないあなたを見て
止まらない涙を流す私に後悔に
誰か、罵声を




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