手の上の月/仁与
 
一筋の涙が道を作るように

貴方の心に

ありがとうと思うのだろう


貴方の手の大きさに

私は思うのだろう


私を支えてくれたのは

貴方だけだったと


薄汚れたこの場所で

見上げた天井に

愛が見えた


こみ上げルル涙にも 

愛が溢れて

私の手の上に落ちる


あ、な、た、が

瞳の中に

静かに 落ちてくる

落ちてくル

……


2017、5、27 アメブロに
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(これ、誰が書いたの?と最近よく思う)
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