魔物のような/中山 マキ
像に空想、
それらが丸まってぶつかって来て
私の中にある葛藤はちょっとしたきっかけで
とても殺傷能力の高い気分にすらさせる
幸せの形は時間の経過で変化するものもあって
その後ろ側には、違う形の幸せの可能性があった
それだけの事と、それほどのものは
希望的観測からすれば比例して欲しい
母になりたかった
母になれなかった
母になりたくない
どれも私で、どれも私ではない
だからこのまま
自問自答を繰り返して、自爆しながら
生きていくしかない
時々、魔物のような自分になっても仕方ない
そう思ってもいいだろうか
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