おやすみ/赤椿
 
目を瞑れば

妄想に ひたひたと

浸って

溶けてしまいそう

いつだって僕は

現実に 呼吸を合わせることが出来なくて

息が苦しいよ

何時迄も 子供のままで居たかった

何時迄も 頭を撫でて貰いたかった

そんな 我儘を

誰が許してくれるのか

嗚呼 また 

今日も明日が来てしまう
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