素足/につき
 
そうして
やがて確かにと言った
お前にその論理は似合わないから

信じるより感じてしまう
柔らかなやがて絶望的な
空を知らないと言った向日葵の矛盾を

裁けはしないのだから
幾億年の沈黙を護る巌にさえ
うつろう故の陽炎の華やぐ不純を

だからいつまでも
そのサンダル飾りの碧石ように頑なであれ
これみよがしなカツオドリたちの
閃く銀に惑わさぬように

とどめるように
白すぎる素足のまだ陽を知らぬように一途であれ
夜更けに吹き抜けるトラツグミの
青い風の声に奪われぬように
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