緑のリボン/五十嵐線
 
「このリボン、」
と君が言った
「どうしてギターに付けてるの」って、
笑って、
君は緑が好きなのか
と思って、
渡した、
何も言わずに
君は受け取って
僕は緑が好きになった

君の恋人が何者であっても
緑には値打ちがあるはずだ
それに僕は緑が好きで
君もおそらく好きだろう
恋はいつでも緑のはずだ
花は緑に咲くのだから

いつかそのリボンを使って
君が髪を留めたなら
僕らはほんとうに
緑がすきになる
そのとき希望の住処がわかる
いつか花咲くところがわかる

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