八月のたわごと。/ラムネ
この溶けるような蒸し暑い八月に
颯爽と透き通る声を部屋中に響かせ
なんだか涼しくなって来たような錯覚に陥る
相変わらず世の中は忙しなく
便利な世の中になりすぎているから
些細なことにも敏感になって
一番自然な生き方はどこにあるんだろう
と、問いかけ始める
知らなくても良い事を知り
どうしようもない不安を抱えたり
知り得る事なかった知識を得て
とてつもない感動を覚える
人間はこの温暖化とともに進化する生き物だ
少し涼しくなりすぎた頃に
健気な扇風機を止めてみる
あ、やっぱり暑い。
戻る 編 削 Point(0)