夏風/
まみ
風が吹き込んできます
嘘の小狡い風も
清涼な息をする為の風も
生ぬるい腐った世界
冷たい現実
生きるときに付きまとう風が
一人の体に突き付けられます
何かが違い涙流すときも
風は止みません
触れられぬ気流に
いつか自分の骨も吹かれ
青空に微笑むのが願いです
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