思考の眼(改訂)/ひだかたけし
 
視覚を失った思考、
わたしのなかで解放される
盲目となったわたしに、
異郷の光景、生き生きと立ち上がり

凍結した大雪原
輝く満天の星達の
巨大な光の眼また眼が
明滅し爆発し流れ渦巻き
一つの力線となり凝視する

内なる未知の問い掛け、
空洞眼窩に木霊し
私は静かに耳を傾ける
深い深い眠りに覚醒して
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