山の道/服部 剛
 
鎌倉の山の間を
歩む叢の隙き間の遠方に
横浜のランドマークタワーが
くっきりと立ち

あんなにも遠いようで
ほんとうは
距離など無いと

汗の伝う頬を過ぎる、風は
僕に云う









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