アネモネ/あいこ
 

咲いたばかりのアネモネに 謡さがして酔う夕日

鳴らしたギターは響くだけ 会いたいなんて言わないで

影になってく思い出は 深さを増してより重く

だけど聞いてみればまだ あたしは幼く揺れていた

夕暮れすぎの白い花 君のかおりをうるわしく

白い体温のこしたまま 放課後ただただ笑ってた

ゆらり泣いた 君の声 まだあたしには分かんない

大人になったら消えちゃおう 足跡消して夢見よう

切ないばかりの毎日に かきけす音は街に溢れてた

古ぼけた記憶だけが いつもあなたの苦しめるの

激しい感情 乗るがまま うるわしく 赤く咲き

青い春には 夢がささって 優しくなんてなれないね

いつか会おうか アネモネの夢 あたしたちはまだ若い


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